2023年ダイヤモンド買取相場高騰の要因｜コロナと経済制裁の関係

ダイヤモンドの買取価格は2023年現在高騰の兆しを見せ続けています。

ダイヤモンドの需要と供給のバランス、外国為替相場によって大きくよって左右されるのをご存じでしょうか。

為替相場は世界で起きた様々な事件やニュースによっても大きく影響します。

例えば現在も世界的に影響を与えている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大であったり、連日報道が続くロシアによるウクライナへの軍事侵攻等がありますが、これらもダイヤモンドの価格に大きな影響を与えるのです。

これらの事象がどのようにダイヤモンドの買取価格の高騰に関わってくるのか解説をしていきます。

【本記事の解説内容】

本記事を読み進めていく事によって、ダイヤモンドの買取・販売価格が高騰している理由や、高騰したダイヤモンドを買い取ってもらうのに適した業者を知る事ができます。

損をすることなく数十、数百万の現金をお財布に納めることができますよ。

1：ダイヤモンドの買取相場が高騰している3つの要因

新型コロナウイルス感染蔓延の影響により、ロックダウンによる外出禁止や鉱山の閉鎖などの影響が出ていました。

それによりダイヤモンドは、需要と供給の両側面に大打撃を受け、世界的に下落傾向にあったのです。

そんなダイヤモンドの買取相場が高騰し始めたのは以下の3つの理由があります。

これら3つの要素がどのようにしてダイヤモンドの価格高騰に影響してくるのか。

詳しく解説していきます。

ダイヤモンドの国際相場は、英国ロンドンに本社を置くデビアス社がバランスが激しく変動しないようコントロールしていると言われています。

デビアス社はグループ全体として世界の約35％のダイヤモンドの原石を分類・評価・販売し管理しています。

ダイヤモンド原石の生産の段階では、「ダイヤモンド生産者組合(通称：DPA)」にて生産調整が行われます。

次に「ダイヤモンド貿易会社(通称：DTC)」と呼ばれる組織が、DPAの産出したダイヤモンド原石を一括して全て買い上げ、産出されたダイヤモンド原石の全てを集めます。

そして、DTCに集められたダイヤモンド原石は、「中央販売機構(通称：CSO)」と呼ばれる販売組織が世界中に販売をします。

難しい話になってしまいましたが、ここからがポイント。

なんとCSOからダイヤモンド原石を購入できる会社はデビアス社が選んだ100社程しかないのです。

もちろん販売価格からダイヤモンド原石の割り当て量も、全てCSOに決定権があります。

事実上デビアス社が世界中のダイヤモンドを牛耳っていると言っても過言ではありません。

そんなデビアス社が、次に解説する要因に大きく関わってくるのです。

実質世界中のダイヤモンドの権利を握っているデビアス社ですが、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響をもちろん受けました。

しかし、2021年にワクチンの普及が始まったタイミングで需要が回復すると予想しダイヤモンド原石の大幅な値上げを実施したのです。

実際に世界の流通は回復し大きな下落が見られないのが現状です。

新型コロナウィルスのワクチン普及により、大きな価格高騰を見せたダイヤモンドですが、ここで更に追い討ちをかけたのがロシアによるウクライナへの軍事侵攻です。

意外と知られていませんが、世界のダイヤモンド原石の約30％がロシアで採掘されています。

2022年3月にアメリカのバイデン大統領は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、ロシア産ダイヤモンドの輸入禁止を発表しました。

また、ウクライナのゼレンスキー大統領はベルギー連邦議会でのオンラインによる演説で、「ロシアとのダイヤモンド取引より、平和の方が価値がある」と唱え、世界有数のダイヤモンド市場であるベルギーのアントワープではロシア産ダイヤモンドの取引を断ち切ったのです。

これにより、流通するダイヤモンド原石の絶対数が大きく減少し、更なる価格高騰を引き起こす言われています。

今現在高騰しているダイヤモンドの買取相場はどのようになっているのでしょうか。

各カラット数や状態毎の価格を抜粋してご紹介していきます。

前述でもお伝えした通り、ダイヤモンドの価格は為替相場や需要と供給のバランス、世界情勢によっても大きく変動します。

今回掲載している買取相場は買取金額を保証するものではございませんので予めご了承ください。